苔テラリウム日記 その4「完成まで」
前回の記事で作成した土台に苔を盛りつけていきます。
実際に私が作った作品がこちら。
苔テラリウムの他にミニ盆栽等も作成しました。
①山苔(アラハ)+スナゴケ
②山苔(アラハ)+シノブゴケ
③スナゴケ+ヤシの木+エアープランツ
④紅葉+山苔(アラハ)
⑤残雪草(ハイドロカルチャー)
今回作成・育てた要点をまとめると
・ガラス容器によるがつまむ部分の長い細めのピンセットが欲しい。
・山苔等コロニーを形成してるタイプは盛り付け易いが、スナゴケやシノブゴケやコウヤノマンネンゴケ等の盛り付けが思いの外難しい。
・スナゴケはまきゴケ法で1から育てる方が綺麗に見えそう(?)
・スナゴケなどは植え付けた後に目土を入れてやる必要があるので寄せ植えが難しい。
※ピンセット等で丁寧に数本ずつ植え付ければ良いかも知れないが現実的ではなさそう。
・山苔は非常にシビア。④の紅葉と一緒に育成する場合、山苔が直ぐに傷んでしまった。テラリウムの山苔は比較的良好。
・ハイドロカルチャーがとても楽(製作から育成まで全て)。室内でちょっとした植物を育てたい時にうってつけ。100均で買える点も◎。
・底石入れて土も配合して本格的なものを作ったが、苔テラリウム程度であれば樹皮培養土だけでも十分に育成できる。
実際に作ってみて思う事はここまで大層に揃えなくても、ほんとお手軽に作れる点でしょうか。
そこら辺に生えてる苔を採取してやるのも良いのですが、虫等の駆除や洗う手間を惜しんで今回は購入しました。購入する場合はAmazonよりも「モスファーム」や「モスプラン」が安くて良いと思います。
今回はモスプランで購入しましたが、パックの底に樹皮培養土(パーライト入り)が入っているので、それを流用すればお手軽に作れるのではないでしょうか。
ガラス容器はAmazonなんかで買い揃えるのが楽な気がします。蓋なしでいいのであればご家庭の不要なコップなんかでも作れますし、この辺りはアイデア次第かなぁっと思います。
ガラス容器に樹皮培養土を入れて苔をちょちょいと盛りつければそれで作れてしまうので、興味のある方は一度作ってみては如何でしょうか?
⑤のハイドロカルチャーはMサイズを最初に入れて、購入した植物を植えてその周りにSサイズのハイドロカルチャーを放り込んだだけ。今のところ順調に育ってますのでこの程度の大きさであればMサイズとSサイズだけ十分な気がします。あとお水も頻繁に上げる必要もなく、虫等も湧かないので室内でちょっとした植物を育てるにはいいですね。
今後は余った苔を育てて増やしていきたいのと、ハイドロカルチャーを用いて多肉植物や観葉植物なんかを育ててみたいと思います。
苔テラリウム日記 その3「土台作り」
使用材料・道具
ガラス容器は通販で買ったものからセリアやダイソー等の100均、東急ハンズで買いそろえました。
土は「けと土」「ピートモス」「赤玉土」を筆頭に、「くん炭」「樹皮培養土+パーライト(苔買った時にサンプルで付いてきた)」「ハイドロカルチャーS/Mサイズ」等など…
後写真はありませんが、底に入れる小石等も100均で購入しております。
苔やら
フラワーショップで紅葉の苗木や残雪草等色々購入。
100均でもエアープランツも。
・ハイゴケ
・山苔(アラハシラガゴケ)
・シノブゴケ
・スナゴケ
・コウヤノマンネンゴケ
用意しとくと良いもの
・土を練り混ぜる容器(紙皿でやりましたが小さいのでこぼれ易い。)
・スプーンやビニール手袋(土を混ぜるのに)
・漏斗(大)※口が大きくないと土が先から出てこない
・ピンセット(なるべく長いもの)
この辺りは必須かなぁっと思います。他にも育てるのに霧吹きがあると良いですし、足りないものは100均等で買い揃えましょう。
土台となる小石は100均で買った石を使用。
これの意図としては排水と通気性の確保にあります。ガラス容器の空間をコロニーと称しますが、苔は蒸れには弱いものが多いようで。勿論苔の種類によっては諸々が異なりますが、今回は本格的に作ることにしました。
下石の上にくん炭を入れることで苔特有の土臭さを和らげるんだとか。
室内で臭いが気になったら嫌なので入れてみます。
ここで購入した乾燥ミズコケを使用。
ミズコケを入れておくことで、一番下に敷いた石に土が落ちるのを予防できます。
水で濡らしたミズコケをぎゅっと絞り下石の上に薄く敷き並べます。
いよいよ土になります。
今回はケト土、赤玉砂、ピートモスの3種類を使用します。
調べるほど書いてあることがバラバラだからどれが正解なんて素人の私には分かりません。
盆栽なんかの基本的な土はケト土:赤玉砂を7:3にすると良いそうで。そこに今回はピートモスを加えるのでケト土の割合を減して4:3:3で配合します。この中にも少量くん炭を入れてます。
混ぜたら加水しつつ練り混ぜて、ぎゅっと力を加えた時に形が残るくらいの硬さになるまでやります。
ガラス容器に土を入れ終えたら、残りは苔の植え付けになります。
いざやるとなるとイメージが湧きにくいもの…
苔テラリウムで調べてイメージを固めると良いかもしれません。
次回は実際に作ったものを紹介していきたいと思います。
苔テラリウム日記 その2「苔と土について」
ガーデニング/盆栽なんかには疎いので、色々と調べるところから始まりました。
まず苔テラリウムの主役である「苔」
苔と言っても勿論様々な種類があり、テラリウムの向き不向きがあります。
今回私が作成する苔テラリウムの候補をまとめたいと思います。
No.1「エゾスナゴケ」
乾燥に強い。葉は乾燥時はすぼまっているが湿ると瞬時に星形に広がりきらびやかな姿へと変身する。葉の形が何よりも可愛い。
No.2「タマゴケ」
乾燥にやや弱い。育てやすい部類で植物体はやや大きいが繊細で美しい。
No.3「シノブゴケ」
乾燥にやや弱い。暗い半日陰から日蔭でよく育つ。繊細でやや細め、シダを思わせるような苔。
No.4「ホソバオキナゴケ/アラハシラガゴケ」
通称「山苔」、こんもりとした形と独特の色合いとその質感に人気がある。
山苔は比較的乾燥に強いが蒸れには弱い。
あと調べた感じでは「スナゴケ」「スギゴケ」「ヒノキゴケ」辺りが気になるところ。
ですが初めてですし上記の気に入った4種類から選んで作成したいと考えております。
最初は山で散策して回収しようと考えておりましたが…虫が居た場合に悪いのと使う為の水洗い等の手入れが中々手間が掛かりそうなので購入で済ませる方が良いと思いました。思ってる苔が手に入るかも解りませんしね。
…とか記事を途中まで書いてたんですが、土日に作ろうとして通販で済ますとなると在庫品でしか間に合わないので
結局在庫ある分で適当にポチポチしてしまった^q^
購入したのは下記の通り。
・シノブゴケ
・コウヤノマンネンゴケ
・ハイゴケ
・スナゴケ
・山苔(アラハ)
商品合計 : 1,490円 (うち消費税:108円)
これはお安い!(送料には目を瞑りましょう)
あと調べた私の苦労は一体何だったのか…
今回作って満足しないなら「エゾスナゴケ」だけでも購入して作りたいところ。
一応土曜日には布引の滝に足を運んで苔探しはしてみるつもりです。
土について
調べた結果ですが、記事によって全然書いてることが違うので一概にこの配合が正解だ!とは言えないみたいです。
勿論苔の種類によって配合を変えてやる必要があるみたいです。
しかし先週末に思い立ったど素人に解るものではない…。
折角なので自分なりに考えたものでやってみたいと思います。
土といっても本当に色々な種類があって、調べるに連れ奥が深いなぁっと思うばかり。
盆栽や苔の基本的な配合としてはケト土7:赤玉砂3の配合が良いらしい。
今回はそこに「ピートモス」を加えてケト土:赤玉砂:ピートモスの割合を4:3:3で作成しようと思います。
いやぁ物作り全般に言えることだと思うけど、こうあれこれ考えてる時ってほんと楽しいなーと。
今後の動きとしては土日に向けて足を運べる範囲でガラス容器や小石やミニチュアフィギュアといった小物を探せればと考えております。
苔テラリウム日記 その1「製作に向けて」
※タイトル及び一部記事に追記しました。
日曜日にTwitterを追っていたらとあるpostが目に留まった。
その名も「苔テラリウム(苔ボトル)」である
twitter.com2年目のニレケヤキ、LEDのあかりと水だけで、無事に新緑を迎えています。室温20℃ pic.twitter.com/auOvC1KmiU
— Moss Light-LED (@UchinoNobuaki) 2017年4月22日
な、なんだこの超オシャレな創作物は…!
※このpostは苔テラリウムではなく、ただのテラリウムという方が正しい?
久しぶりに創作意欲を刺激されました…。
製作を決意した理由としては
・オシャレ。
・比較的簡単に作れそう。
・お手入れの手間が少なくて面倒くさがりな自分にでも出来そう。
・最近創作物を作成していなくて手持ち無沙汰。
思い返せばここ数ヶ月創作らしい創作をしていない。
例えばiPhone7+用の電源無しスピーカー(木製手作りホーンか管楽器のホーンを利用した奴)とか、カラー切絵復帰しようかなーとか、絵描くの再開しようか等…色々案はあったりします。しかしこいういう創作物は日頃の疲れや時間の無さなんかを物ともしない程の衝動に駆られないと中々出来ないと私は思います。
して話を戻しまして、「苔ボトル」とやらをぐーぐる先生に調べて貰えば結構な記事が出てきます。本もあるようでこれは是非とも手にとってみたいが…正直ネット記事だけでも十分に作れる域なんで、本に費やすお金があるなら材料費に回したいのが本音。
サイトはこちら等を参考にさせて頂きました。
madhatter87.hatenablog.com
因みに苔ボトルは「盆栽」のジャンルになるそうで。
子供の頃は「盆栽の何が楽しいのか解らない」「盆栽なんて年寄りのやることだ」「サザエさんのアレ」程度の認識しかありませんでした。
製作に向けての課題として
1、必要な用具揃え
2、ガラス容器選び
3、土等の必要な材料
4、苔の採取
以上の4点があると思いますが…
問題となりそうなのが2番の「ガラス容器」になると思います。
スコップやらハサミやらの工具類や土等の材料はAmazonなんかでポチポチーとしちゃえば問題ありませんしガラス容器を探すがてら東急ハンズ等のホームセンターに足を運べば集まるでしょう。
苔に関してはどうしても欲しいものが出てくればAmazonでポチれば話が早そう。
苔の種類について、まだ詳しくないので調べてから考えたい所。
幸いなことに地元の神戸なんてちょっと歩けば山があるんで、ハイキングがてら苔探しと洒落込むのも良いかも知れません。
当面の目標としては「ガラス容器探し」。お気に入りの物を見つけ次第材料やら道具類を集めて今週の土日に製作に取り掛かれれば…!と考えております。