BaseSon 『戦国†恋姫X~乙女繚乱 戦国絵巻~』レビュー

【総評】
お値段以上、戦国物好きなら是非とも購入して頂きたい一品。
一応ハーレム(?)と言えるのでその手の人が好きな方も良い、熱い展開が好きだ!そんな人にも勧められる作品。
ハーレムはちょっと…って人は大抵主人公に嫌悪感を抱くことが多い(極度の鈍さとか)が、本作品では主人公…剣丞にはあまり見られない点は評価出来る。
豊富なシナリオにイベントCGの数々、加えて無印時代からの念願のえっちシーンの追加等、前作をプレイしていた人でも楽しめる内容となっている。

無印…戦国†恋姫からの変更点として

  • シナリオの大幅な加筆(メインシナリオ、サブシナリオの追加)
  • 追加キャラ(越後編や北条家等)
  • えっちシーンの追加
  • ボーカル曲、BGMの追加

等が上げられる。



【シナリオ】
織田久遠信長を中心に話は進んでいく。
魅力的なヒロインの数々は本作品の見所の一つだが、何よりも主人公…剣丞の成長ぶりが一番だと考える。
桐琴(登場ヒロインの一人)の一件以降は目を見張るものがある。
生き様…こういう生き方って憧れたり良いなぁっと思えるシーンが数多くある。
本編を終えた後に北条家編が解放される。


【イベントCG】
文句なしの一言。無印でも中々な数を誇っていたが、更に追加されている。
中でも念願のえっちシーンの追加は、戦国†恋姫好きとしてはたまらないのではないだろうか。
一応ヒロイン一人に対して1シーン以上は必ずあるので、安心してプレイして欲しい。
どのCGも実用性が高く、そっち目的での購入も大いにあり。


【音楽】
追加ボーカル曲が印象的。やはり戦闘シーン(ここぞ!という魅せ場)でボーカル曲が流れると熱い。
えっちシーンにおけるBGMが1種類~2種類しかなく、個性豊かなヒロインが多いせいか、このヒロインでこの音楽か(困惑)と思った面も多々あった。


【システム】
私はプレイしていてお気に入りのシーンは大体セーブ欄に残していくのですが、こういう熱い展開が多い作品はバックログからのジャンプ機能が是非とも欲しいところ。
本編と北条家編を終えることで、おまけ機能が解放される。一応おまけからは各章ごとに見直すことが出来るのでもしもお気に入りのシーンを読み飛ばしてしまった場合でも問題は無い。各家ごとに纏められているので見易いとは思った。
その他プレイにおいて不便と感じたところはない。



以下若干のネタバレを含む感想



いやー、最高であった!剣丞は本当桐琴さんとの決別以降ほんと強くなったよね(精神的に)。あと天下御免の誑し人の名は伊達じゃない。
北条家編は十六夜達姉妹ほんと可愛い。朔夜みたいなお姉さん系キャラもGood
というか越後編で空と愛菜のシーンがあることには驚いたよね…なんというか、ほんと本作品ストライクゾーン広すぎませんかねぇ…?(震声)
※鞠、雀、烏、空、愛菜、名月、北条他
あとうささんとか大好き。やっぱりロリBBAは最高だぜ!(歓喜)


特に本編終えて解放される北条家編で、十六夜達姉妹に言ったこのシーンとか見てると「強くなったなぁ…」と感慨にふける。
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武将…人の上に立つ者としての「覚悟」とか「想い」がひしひしと伝わってきます。
また一致団結して鬼を殲滅する時の掛け声とか、こういう熱い展開大好きです。


正直無印の時だと本編最後(エーリカの扱いとか)が非常に残念だったのだが、本作品はかなり加筆がされており上手くまとめたなぁっという印象が強い。
でもエーリカが消えてからの吉野への切り替えの早さは流石にどうかと思った。(エーリカの演出派手が派手なだけに余計にそう見える)
葵の扱いなんかもえらく改善…もとい優遇されてますね。無印の頃の葵は正直いけすかんかったけど、本作えらい可愛くなってる。
あの裏の読めなさがこうも乙女になっちゃうと惜しい気もする。まぁ本質は良い娘だから仕方ないと言えば仕方ないのかも知れない。


加筆されているのは越後編からが主。北条家絡み(新ヒロイン達)のシナリオとかが該当する。あとは最後のオチとかかな?


戦国物をやりだしたキッカケになったのが戦国†恋姫の無印なんだよねー。
それから忠臣蔵とか色々やったなぁ…(しみじみと)
織田信長って、歴史物ではかなり取っ付き易いんだろうね。知名度なんかもさることながら、歴史に疎い人でも「あぁー、こんな情勢いたなぁっとか」おぼろげながらでも楽しめる点は非常に大きい。


なんせ一度プレイした人でも十分に楽しめる内容となっておりますので、是非ともお手に取ってプレイして頂ければと思います。